曲 名 下の曲名クリックしても演奏聞けます。
解 説
 ヴィヴァルディはイタリアの大作曲家で、オペラ(歌劇)、教会音楽、器楽曲など、その範囲も広く、膨大な数の作曲を残していますが、この中で独奏楽器とオーケストラが共演する協奏曲が代表作品になっているといってもよいと思います。  この曲は全部で12曲ある作品8のヴァイオリン協奏曲集《和声と創意への試み》の1番から4番までの、一般に呼ばれている合奏協奏曲「四季」の中の第1番「春」の第一楽章ですが、各楽章には情景を説明するソネット(詩)が書き添えてあります。この楽章のソネット(詩)は「春がやってきた。そして小鳥たちはうれしそうに歌ってあいさつをしています。小川はそよ風にやさしくささやきながら流れています。やがて空は暗くなり、雷鳴と稲妻がおそってきます。嵐がおさまると、小鳥たちは再びうれしそうに歌いだします。」 というもので、この曲の明るさは春を感じさせるのにとても効果的で、季節感のはっきりしている日本では、この曲の好きな人が多いようです。