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リムスキー=コルササコフ作曲 熊蜂の飛行(熊蜂はとぶ)

        熊蜂(くまばち)

 皆さんは熊蜂(くまばち)を知っていますか、花にくる体の長さが2センチくらいで丸みのある大きな蜂ですが、この蜂が飛ぶようすを音楽にしたのがこの曲です。
 ロシヤの作曲家リムスキー=コルサコフは同じロシヤの作家プーシキンの「皇帝サルタンの物語り」を歌劇に作曲しましましたが、実はこの歌劇(オペラ)の中に熊蜂が活躍するところあるのです。
 物語は「皇帝サルタンはあるお金持ちの三人姉妹の一番下の娘を妃にしましたが、二人の姉はこれを妬(ねた)み、サルタンが戦に出た留守に、このことの悪口をいいふらしたので、サルタンは怒って妃と生まれたばかりの王子を樽 (たる)に入れて海に捨てさせました。 しかし、妃と王子は魔の島に流れ着き、ここで王子はすこやかに育ち、やがてこの島で熊蜂の襲撃(しゅうげき)から白鳥を助けます。このほうびに王子は三つの奇跡(きせき)をおこす力を与えられ、金とエメラルドの木の実を運んでくる栗鼠と33人の護衛の兵隊と白鳥から美しい姫になった新しい妃を与えられた。」という話しですが、この「熊蜂の飛行」は歌劇の第二幕の最初の場面で、海をこえて飛んできた熊蜂の群れが白鳥のまわりを飛びまわるところで演奏されます。

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