曲 名 ( 下の曲名クリックしても演奏聞けます。)
解 説

ボッケリー二
 ボッケリー二(1743-1805)はイタリヤのチェロ奏者で作曲家も兼ねていましたが、18世紀の後半にはハイドンと同等に評価されるほど優れた音楽家でした。彼は音楽をたくさん作曲することで有名で、水道の蛇口を緩めれば水が出るように、新しい曲が次々に流れ出たといわれるほどでしたが、ボッケリーニの作曲した音楽はイタリア人らしく、明るく、いきいきとしていて、表情豊かなメロディーがあり、音楽を組み立てる方法も巧みで、今までの西洋音楽に新しさを加えて近代性を持たせたことが大きな功績で、ヨーロッパ、とりわけドイツやフランスの器楽の音楽の発展に多大の影響を与えました。
 この「メヌエット」はボッケリー二が作曲した弦楽五重奏曲ホ長調 作品13の5の第3楽章に入っているものですが、当時のフランス宮廷の舞踏会を思わせるような気品のあります。名指揮者ストコフスキーは、古い舞曲の中では、特に上品で味わいのある「メヌエット」で、この曲は感嘆に値するものだと述べたそうです。